忍法・変わり身の術

 皆さんはここ小笠原諸島に奇妙なヘビが生息していることをご存じでしょうか、、、?

これはブラーミニメクラヘビ(Ramphotyphlops braminus)という種で、ブラーミニミミズヘビという名でも知られています。

ヘビとしては最小のグループ(全長15〜20冂度)に属し、アリ類、シロアリ類や小型の土壌動物を食べています。過去の記事で単為生殖により子孫を残すオガサワラヤモリについて紹介されました(http://ogasawara.jwrc.or.jp/?eid=90)が、今回はその外伝バージョンです。

 

本種は元々小笠原諸島に生息しておらず、持ち込まれた植物の根のまわりにある土壌に紛れ込んで侵入した可能性が高いようです。オガサワラヤモリと同様に単為生殖により子孫を増やすことが知られており、メスのみの存在が確認されています。小笠原諸島のような海洋島ではその生存戦略が優位に働いたことでしょう。

 

土中を移動しながら生活しているため普段は滅多に目にすることがなく、不意に耕作地で見つけたとしても、名前の通り本当にミミズと間違えてしまいそうです。本人達にその気はないかもしれませんが、私自身も本種を探しているときに、ミミズをこのヘビと間違えて何度かがっかりした経験があります。

※参考画像(ミミズ)

 

もし本種を見かけたら、じっくりと観察してみてください。

小さなウロコや目が確認できて、しっかりヘビしていますよ。

 

担当:小山田



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