この昆虫なんでしょう?

この写真に写っている昆虫、何だか分かりますか?そもそも昆虫かどうかさえ疑いたくなる不思議な形をしています。
ムニンアシナガサシガメGardena boninensisという、肉食性のカメムシの仲間です。
小笠原諸島の固有種で、2005年に新種として発表されました。
前足はカマキリの前足と似て鎌の様になっていて、この前足を使ってユスリカなどの小さな節足動物を捕えて体液を吸います。
昨年の秋、父島の林内で、夜間にタコヅルの葉についている所を見つけました。
周辺のタコヅルにもいて、写真のものもあわせて3頭見つけることができました。
林道脇の湿った草地に生息するそうですが、草地だけでなく森の中にも棲んでいて、夜になるとエサの虫を求めて、タコヅルの葉の上に出てくるのではないかと推測しています。
ムニンアシナガサシガメと出会ったことで、小笠原はまだまだ新しい発見が残された島であることを強く感じました。



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