小笠原の酉と言えば

今年の干支は酉ということで、小笠原を代表する鳥の一種である、アカガシラカラスバトを紹介したいと思います。

この鳥は、小笠原諸島のみに生息が確認されている日本固有亜種で、絶滅危惧種ならびに天然記念物に指定されています。かつては、個体数が数十羽程度まで減少し、「幻の鳥」と呼ばれていましたが、近年、生息数が増加して父島の集落近くでも見かけるようになってきました。

 

今の時期は、ちょうどアカガシラカラスバトの繁殖シーズンにあたり、調査で森に入ると、出会う機会が多い時期でもあります。父島では昨年の6月頃から現在まで渇水傾向が続いており、アカガシラカラスバトの食料となる植物の種子の実りが心配なところですが、今後、再び「幻の鳥」となることがないよう、1羽でも多くの雛が無事に巣立ってくれることを願ってやみません。

 



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