唯一の固有淡水魚

オガサワラヨシノボリ

愛嬌のある顔つきで河川を泳ぐこの魚は、オガサワラヨシノボリという。2011年に新種記載された、小笠原唯一の固有淡水魚である。

特徴的な赤い斑紋は、闘争による興奮や求愛行動などでより鮮やかに彩られる。
孵化仔魚は降海し、成長して遡上する。しかし、近年の小雨化による渇水が、河川と海域が分断されてしまう河口閉塞の長期化を助長する一つの要因になっており、海と川の行き来が欠かせないこの魚にとって、大きな問題となっているようだ。

河川の僅かな溜まりを覗くと、砂埃を上げて岩陰に隠れる本種を見かけることがあるが、
力強く生きている姿に思わず応援したくなってしまう。

・オガサワラヨシノボリ Rhinogobius ogasawaraensis


担当:小山田



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