ウスカワマイマイを撮ってみました

ネットで注文したエクステンションチューブが届きました。

これを一眼レフカメラのレンズに取り付けると、通常のレンズが接写レンズに早変わり、という代物。せっかくなので、何か生き物をとってみようと思い、家の周りをうろつくと、いました。オキナワウスカワマイマイがいました。

オキナワウスカワマイマイは日本中に分布しているカタツムリですが、ここ小笠原では国内外来種。殻の高さは2cm程度。畑の農作物に被害を与えることもあるようです。街中でも、雨が降った後などに壁をよじ登っている姿が簡単に観察できます。

オキナワウスカワマイマイをさっそく撮影します。

何の変哲もないマイマイなのに、拡大して撮影すると何となく風格があります。

ウスカワマイマイは動きが活発なので、被写体としては面白いのですが、ピントの調節が難しい。

さらに寄りでとってみると、マイマイの肌の質感まで見られます。

カメラを使って小さな世界を見てみると、それが大きく見えるというだけで面白いものですね。

 

伊藤


知って楽しい!伝えて広がる!〜MaiMai World〜

小笠原固有のマイマイ(カタツムリ)たちとその飼育現場を大公開!

世界遺産センター絶滅の危機に瀕している希少なマイマイたちが飼育されています。絶滅危惧であり、大切に大切に飼育しているため、普段はなかなかその姿を間近に見ることはできませんでした・・・

が!!!

そんなマイマイたちに会えちゃうイベントが開催されます!
詳細はこちら↓↓↓

皆さまのご来館お待ちしております♪

涌井


タイトル:母島のカタツムリ 〜これで精一杯なんです・・・なカタツムリ〜

今年の6月、当センターでは環境省事業「小笠原地域自然再生事業陸産貝類域外保全調査業務」として母島のカタツムリ調査を行いました。という記事を書こうと思いながら、調査一段落とともに自転車で転び骨折などしてしまったお陰でupが遅くなりました。。

例年、5〜6月は家中にキノコが生えそうな湿度に苦しめられる小笠原ですが(皮製品は気を抜いているとカビの温床になる)、今年の6月は驚くべき涼しさ!快適さ!カタツムリの好む薄暗い林内でも、流れる汗は爽やかそのもの。この時は、骨折するなんて思いもせず日頃の行いがよいからか〜などと考えていました。

さて調査は、母島の北から南までカタツムリのいる森に行き、そこにいる種類と数を調べるというものです。2012年から行っており、その経年変化を見ることで、貴重なカタツムリ達が元気にしているか、捕食者などによる危機は訪れていないかチェックすることができます。

今回の調査、陸貝担当2年目の私にとっては初の母島調査。もちろん、仕事としては上記のデータ収集が目的ですが、私にはこっそり秘めた目的が・・・!

 
はい!みなさん、上の写真のどこにマイマイがいるかわかりますか?

ここです!ここ!

ちょっと定規で1.5〜2.5mmを見てみてください。・・・そのぐらいのサイズです。笑
その名はキビオカチグサ。

(左:キビオカチグサCavernacmella minima 右:キビオカチグサの近縁種 Cavernacmella sp.B

どちらも小笠原固有種で、右の種類はなんと母島でしか見られない。
マイマイがその殻をつくるために欠かせないカルシウム。その塊ともいうべき石灰岩のラピエに生息する小さな小さなカタツムリ。

普通、カタツムリって「角出せ、槍出せ、目玉だせ〜」の歌詞のごとく、ぬめぬめした身体から長い触角を出し、その先に黒い目がちょんと現れる姿を想像しますよね?

しかし、見てください!

この触角!この目!もう精一杯出てるんです!!笑
なんてキュートなんでしょう。。例えるならば、クマのぬいぐるみの耳のような、ハムスターのちょんと飛び出した尻尾のような、人が可愛い!と思うツボを押さえた触角なんですね。


「カタツムリ?え〜気持ち悪い〜」と思っているそこのあなた。知らないだけでカタツムリの世界は多様です。上のキビオカチグサ2種類も、殻の形がだいぶ違っていますね。小笠原では、島ごとに環境に合わせた進化を繰り返し、姿も生活も多様な多くの固有種がいます。

父島ではニューヤリガタリクウズムシというカタツムリを捕食するプラナリアによって、固有のカタツムリは人前から姿を消しました。人里にいるのは、繁殖力の強い外来種がほとんどです。

でも、母島では、山の上から人里近くまで、まだ多くの固有種が残っています。

父島からプラナリアを持ち込まないように、靴底の泥を海水やお酢で落としたら、いざカタツムリの楽園残る母島へ。

カタツムリの多様な世界の一端を覗きに行ってみてください。
※※母島のカタツムリ達も大切な生き物です。棲みかを荒らさないよう指定ルート上からマナーを守って見てみてね。

 

小笠原事務所 涌井


マイマイTシャツにトレーナーとロングTシャツが加わりました!

マイマイケアスタッフの愛さんから、マイマイTシャツラインナップにトレーナーとロングTシャツの2種類が新たに加わったのでご紹介します。

トレーナーの色はグレー、ブラック、ネイビーの3つ、ロングTシャツはホワイト、グレー、ネイビー、ブラック、ワインレッドの5つがあるそうです。


デザインや色(カラーと白黒)、文字入りと文字なしなどのバリエーションはこれまでとは変わりません。

注文の流れについてもまとめてくださったので、興味のある方は値段一覧表右上の愛さんのアドレスにメールしてみてください。

 

北浦


2016年度版マイマイTシャツ

小笠原はまだまだ暑い日が続きますが、今年もマイマイTシャツができました!昨年は夏のお祭りに間に合わせるため自然研スタッフでデザインしたものになりましたが、今年はチームマイマイaiさん自作のLINEスタンプを使っての製作となりました。

 

T-シャツ以外にもパーカーやポロシャツ、トートバッグもあり、どれにしようか迷ってしまいます。

 

 

デザインは、スタンプに使っているカラーまたは白黒の文字入り40個、文字なしではカラーの18個からいくつ選んでも大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイマイの特徴をつかんだスタッフならではのデザインですね。

私は文字なしカラースタンプから4つほど選んで作るつもりです。

 

興味のある方は、aiさんにメール(aisland0807<at>gmail.com;<at>を@に変えてください)してみてください。


北浦


固有マイマイLINEスタンプできました!

小笠原事務所では、小笠原固有のマイマイを守っていくために、
たくさんの島民スタッフが日々マイマイの保護繁殖をしてくれています。

そんな島民スタッフの一人、Aiちゃんがなんと小笠原固有マイマイのLINEスタンプをつくりました!
なんてコアなニーズのスタンプ…笑

でもでも、とっても可愛くて、私はかなりの高頻度で使っています♪

カタツムリ好きでも何でもなかったスタッフさんが、固有マイマイを貴重な存在と感じ、マイマイ愛にあふれ伝わってくる…うれしい限りです。

絶滅危惧種となり、父島では身近でなくなってしまった固有マイマイたちがいること、
島民スタッフがそのマイマイを絶滅から救おうと奮闘していること、
こういった形から、少しずつ島に住む色んな人たちに伝わっていくといいなと思いました。

記事担当:小笠原事務所 涌井茜


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