水際に生きるカメムシ

昨年末から小笠原では渇水状況が続いています。
4月26日現在、父島の総貯水率は20%とのことで、自主的な節水が求められています。
そんな中でも、残っている水源でたくましく生きる昆虫を見つけることができます。

この小笠原にしかいない3mm程度の小型昆虫は、オガサワラミズギワカメムシという名前です。水がしたたり落ちるような湿潤な環境に生息しています。
写真のオガサワラミズギワカメムシは、父島の某湿地内でせかせかと歩き回っていました。食料となる微少昆虫などを探していたのでしょうか。
乾燥環境下では生息できない昆虫なので、渇水を無事乗り切ってほしいと切に願います。

 

・オガサワラミズギワカメムシ Micracanthia boninana
担当:小山田


マイマイTシャツにトレーナーとロングTシャツが加わりました!

マイマイケアスタッフの愛さんから、マイマイTシャツラインナップにトレーナーとロングTシャツの2種類が新たに加わったのでご紹介します。

トレーナーの色はグレー、ブラック、ネイビーの3つ、ロングTシャツはホワイト、グレー、ネイビー、ブラック、ワインレッドの5つがあるそうです。


デザインや色(カラーと白黒)、文字入りと文字なしなどのバリエーションはこれまでとは変わりません。

注文の流れについてもまとめてくださったので、興味のある方は値段一覧表右上の愛さんのアドレスにメールしてみてください。

 

北浦


グリーンアノールと虫の供養祭

2013年度から兄島で進めてきたアノール駆除で犠牲となった数多くのアノール、そしてオガサワラトカゲ、ヤモリ、小鳥類、昆虫たちの魂を鎮めるため、また作業員の安全を祈願して、3月12日(日)に大神山神社で供養祭を開催しました。2013年度から毎年1回、今年で4回目の開催となりました。
駆除を続けてきたことで、いま兄島ではアノールの姿を直接目にすることはほとんどありません。また、兄島の昆虫は減っていないようで、島の昆虫を守ることができているようです。
しかし、この取り組みにより、これまで多くのアノールを殺めてしまっています。人間によってこの地に運ばれて、生きるために虫を食べているだけなのに。また、捕獲用の粘着トラップはオガサワラトカゲなどの他の動物も巻き添えにします。大好きな生き物を守るためとはいえ、生き物の命を犠牲にすることにとても心が痛くなります。
供養祭では、犠牲になった命を鎮めるとともに、参加している一人ひとりが犠牲を少しでも早くなくすことを心に誓っています。
調査の結果から、犠牲を払ってでもアノールを減らすことができれば島の昆虫やオガサワラトカゲが回復することが分かってきました。その一方で、混獲を減らすためにトラップを開発するなど改善する努力も続けています。
小笠原の昆虫が豊富に生き残った兄島を守り、いつかは父島や母島にも島の昆虫が戻って来る日を目指して、この日誓った気持ちを忘れずに次の1年の活動に取り組んでいきます。

 

芦澤


第41回冬季軟式野球大会に参加して

昨年の 12月4日を初戦に参加した第 41回冬季軟式野球大会が、先日2月19日の村役場 A 対漁協の決勝戦を最後に閉会しました。

自然研チームは、初戦の漁協戦にコールド負けしてしまいましたが、第2戦の高校戦には初勝利し、決勝リーグ進出も夢ではない!と盛り上がりました。しかし、その後第3戦の中学戦、第4戦の PBC 戦と相次いでコールド負けし、結局決勝リーグに進むことはできず、予選リーグ B 組で 5チーム中4位の成績に終わりました。

優勝は漁協、準優勝は村役場 A で冬季軟式野球大会が終わり、自然研は参加賞をいただきました。大会に初めて参加した自然研チームは、人数も足りずにどうなることかと思いましたが、無事終了してホッとした気持ちです。

次回大会は、主力が 2名抜けることもあり参加が危ぶまれますが、何とか続けていきたいと思っています。

 

  北浦


世界自然遺産登録5周年記念フォーラムの基調講演(その3)

日中行われた「The Web of Life」展に続いて、午後からはカリフォルニア大学バークレー校でクモの研究をされているギレスピー(Rosemary Grace Gillespie) 先生による、基調講演が行われました。
先生は島の生物進化の研究者として大変有名な方で、特にヒメグモ(ハッピーフェイススパイダー)などのクモの進化生態学が専門とのことでした。
講演では、先生と共に来島したアシュリさんが通訳をして、ハワイなどの島々でのクモ研究の最前線について紹介されていました。
小笠原でのクモ調査で、新種のクモが発見されるなど、まだまだ未解明なことがたくさん残された島であること、他の太平洋の島々でも小笠原と同様に外来種の侵入などの多くの問題を抱えていることが分かり、私たちが行っている保全活動が、世界的にみても画期的な取り組みであることを感じることができました。


今回のフォーラムから学んだ知識や経験、情熱を生かし、5年後に世界自然遺産登録10周年を迎えた時に、小笠原の自然を世界に誇れる活動をこれからも実践していきたいと思います。
 



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