父島で発見、オガサワラクマバチ

父島の昆虫相はグリーンアノールの影響等により著しく衰退し、とりわけ昼行性の小型昆虫はその姿を見ることができなくなってしまいました。
しかし、アノールの捕食対象になりにくいサイズの昆虫は、今でも時々見かけることができます。

オガサワラクマバチは国の天然記念物に指定されている固有昆虫です。6月頃になると枯死木に営巣し、せっせと子育てに勤しみます。運が良ければ営巣中のかわいらしい姿を見かけることができるかもしれません。
派手な音で飛び回る姿は多くの人にとって恐怖の対象ですが、性格は比較的温和です。(とはいえ、メスは毒針を持つので刺激は与えない方がいいですが…)
是非、注目してみてください。

オガサワラクマバチ(♀)           オガサワラクマバチ(♂)

・オガサワラクマバチ Xylocopa ogasawarensis(天然記念物、準絶滅危惧種)
 

担当:小山田


アウトリガーレース(貞頼杯人力発見レース)観戦

7月17日、海の日(祝日)に扇浦で開かれたアウトリガーレースを観戦しに行きました。毎年、開催されているようですが、観戦したのは今回が初めてでした。

朝9時に扇浦に着くと、ちょうど開会の挨拶が始まるところでした。バドミントン仲間に応援を頼まれて見に来たのですが、たくさんの人が参加しているのに驚きました。

アウトリガーレースは、男子、女子、それに男女混合の3つの組に分かれて、各組1チーム4名からなるチーム同士で対戦します。赤と白のアウトリガーに乗って競うわけですが、各組の上位4チームが午後の部の決勝に進むタイムレースです。スタートの合図とともに砂浜に置いた船を押して海に出ます。それから櫂で船をこいで100mほど離れたブイを回って砂浜に建てられたフラッグをとるまでの時間を競います。船をこぐ体力はもちろんですが、櫂を舵代わりにして如何に早くブイを回って帰ってくるのかが勝負の分かれ目のようです。

赤(左)、白(右)のアウトリガーが沖のブイを回って砂浜を目指し(上段)、砂浜のフラッグに飛び込む(下段)

参加チームは、大人のチームだけで63チーム、1チーム4名だと約240名もの人がレースに参加したことになります。知った人がたくさんいて、コスチュームもただの水着だけでなくインディアン、看護師、防護服など様々で見ているだけでも飽きません。

午前中に予選が行われて、午後から各組ベスト4による準決勝、決勝が行われました。ベスト4の争いになるとどのチームもほとんど力に差がなく、決勝戦はどの組も2分台前半の息詰まる対戦ばかりでした。

女子と混合の優勝チームに1名ずつマイマイケアスタッフが入っていたのに驚きました。普段はあまり見せませんが、腕力も一級品ですね。ご苦労様でした。来年は、見るだけでなく是非参加したいものです。

午後の部各組ベスト4の対戦結果(左から、男女混合、女子、男子)

北浦


第2回ときわ杯記念春季野球大会に参加して

4月末から第2回ときわ杯記念春季野球大会に参加しました。高校グラウンドが5月から翌年3月まで改修工事に入るため年度内最初で最後の大会となります。

 

今大会は、キャプテンでキャッチャーの港くんとムードメーカーで守備の要の吉留さんという主力2名が帰京し、出場そのものが危ぶまれましたが、何とか参加にこぎつけることができました。

わが自然研チームは初戦優勝候補のPBCとの対戦となりましたが、予想通り20対1(4回コールド)の大敗でした。敗者復活戦の第2戦は、メンバーが揃わず不戦敗となりました。人数をそろえられず野球連盟役員ならびに対戦相手の皆様にはご迷惑をかけてしまいました。

 

大会の方は、JokeSが優勝し、準優勝が村役場B、3位がPBCと村役場Bとなり、熱い熱戦が終わりました。

今大会は、蠅箸わさんの小笠原での活動30周年とのことで大会参加費を負担していただいただけでなく、副賞も豪華でした。うちは参加賞でしたが、タオルだけでなく、バスタオルやお酒、マグネットなどたくさんいただき、副賞だけで得をした気分になりました。

来年度は参加できるかどうか分かりませんが、時間があれば練習をしてもう少し恥ずかしくない試合をしたいと思います。

 

北浦


小笠原世界遺産センターがオープンしました!

小笠原諸島は、世界自然遺産として登録され、早いもので、今年で6年目に入りました。そして、5月17日に父島に待望の小笠原世界遺産センターがオープンしました。

オープンに先立ち、関係者の方々で、開所記念式典が行われ、記念講演では、科学委員会委員長の大河内勇先生が「小笠原世界自然遺産の将来に向けて」、また、東京都獣医師会理事の中川清志先生が「小笠原ネコプロジェクト」について講演されました。

遺産センターでは、小笠原で繰り広げられている、さまざまな現在進行形の進化とその世界的な価値について、地元の方々や研究者、団体、関係機関と多くの方々の協力で行われている生態系の保全の取り組みが、盛りだくさんに紹介されています。また、絶滅の危機に瀕している小笠原固有のカタツムリやオガサワラハンミョウが飼育されており、その様子を観察することができます。

 

父島にお越しの際は、小笠原の新しい観光スポットとして、遺産センターにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
小笠原をより深く知ることができるかもしれません。

 

中川


父島の給水制限が解除されました!

昨年10月から続いていた渇水による給水制限が、5月23日に約7カ月ぶりに解除されました。

 

4月に19%にまで落ち込んだダムの総貯水率は、先週初めから降り続いた雨で月曜日29%、火曜日は39%に増加し、水曜日には77%に達しました。村のホームページによると5月24日現在、ダムの総貯水率は、父島で81.4%、母島では100%とのことです。

ひび割れた湖底があらわになっていた時雨ダムも今は水で満たされ、沢から水が流れ込んでいました。

毎朝、村の防災放送(防災おがさわら)を聞いては一喜一憂していましたが、雨が降らなければ、また渇水になるかも知れません。島に来て初めての給水制限で水の大切さを思い知りました。これからも貴重な水資源を大事に使いたいと思います。

 

北浦



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